Webライターは誰もが始めやすい反面、挫折もしやすい仕事です。
稼げないとか案件が取れない等、続けていくにあたり壁が多く、数か月で辞めてしまう人もザラにいます。
僕もWebライターとして活動していて、挫折し消えていく人をたくさん見てきました。
しかし挫折してしまう人の大半は、Webライターについて誤った認識をしており、これを見つめ直すことで挫折し辞めるのを回避できるように思います。
本記事では、Webライターを挫折しそうな人が見つめ直すべきことを解説していきます。
幻想と現実のギャップ
Webライターを早々に挫折してしまう人は、ある種の幻想を抱いている様子が見受けられます。
具体的には以下のような幻想です。
・頑張ればその分だけ稼げる
・文章には自信があるからすぐ稼げるようになる
・これで社畜から脱出して楽しく生活できる
しかしハッキリ言いますが、そんなことは有り得ません。
仮にそうなれる人がいたとしても、それはごく一部で少なくとも僕やこれをお読みいただいているあなたではないでしょう。
もしできていたら、そもそもこんな記事を読んでいないはずです。
挫折しそうな人が見つめ直すべきこと
Webライターを挫折しそうな状況にある人は、辞める前に以下の点を見つめ直すべきです。
楽して稼げることはない
Webライターの仕事について、場所と時間を選ばずできる便利さを魅力に感じる人は多くいます。
その点は間違いありませんが、それと楽して稼げるという点を、無意識に混ぜて考えてしまっていませんでしょうか。
経験者ならまだしも、スキルも実績もゼロからスタートで、いきなり楽して稼げるということはありません。
スキルと実績を地道に積み上げ、徐々に稼げる金額を増やしていく・・・というサイクルは、Webライターも同じです。
最短で大きく稼ぐのは無理
Webライターをやる目的は人それぞれです。
副業として収入を増やしたい、子育てをしつつ仕事をしたい、独立して自由に働きたい・・・と、各々の理想があるでしょう。
Webライターはそれらを叶えるための手段の1つとしては有効ですが、実際に叶えられるかどうかは別問題です。
少なくとも、数か月といった短い期間で、大きく稼いで理想通りの生活を送ることはできません。
客観的に見れば当たり前のことですが、実際にWebライターとして活動している人の中には、最短で理想を叶えられると思っている人が少なからずいます。
もしそんなことを謳っている講座などがあれば、それは間違いなく詐欺でしょう。
Webライターとしてやっていくための努力をしているか
Webライターは、究極的には文章が書ける人であれば、誰でもできる仕事です。
僕自身、副業としてスキルも実績もゼロの状態でスタートしましたが、クラウドソーシングサイトで案件を獲得できました。
ただし初期の報酬は微々たるものでしたし、完成させるまでにたくさんの時間をかけることになったので、どう考えても割に合うものではありません。
僕と同じ立場のWebライターなら、同じ経験をしたことがあるでしょう。
そこから上にいくためには、Webライターとしてのスキルを磨くための勉強と、実績作りのために案件をこなしていく必要があります。
つまり、そのような努力をサボらずに、絶えずやっていかなければならないのです。
自分と同レベル以上のWebライターはごまんといる
Webライターは文章が書ければ誰でもできることです。
でも、今の日本人で文章を書けない人なんて、まずいませんよね?
もちろん文章を作る上手さのレベルに個人差はありますが、自分と同等もしくは上の実力を持つ人なんて、数えきれないほどいます。
そんな中でやるのですから、上手くいかないことなんて、それこそごまんとあるということを認識しておかなければなりません。
「向いてない」と感じるなら早めに見切りをつける
Webライターを挫折しそうな人の中には、「自分には向いてない」と感じたことが原因というケースもあります。
もし向いてないと感じるなら、早めに見切りをつけるのもまた英断と言えるでしょう。
『挫折=失敗』ではない
挫折することを失敗と思い、認めたくなくて食い下がる人は少なくありません。
しかし、挫折は経験の1つであり、失敗というわけではありません。
Webライターに向いてないと分かったのなら、それは1つの収穫と言えます。
これからどうするかまた考えればいいだけで、落ち込む必要はないのです。
Webの仕事はたくさんある
Webライターの自由な働き方に憧れてやり始めた人は、挫折した際に「自分にあんな生活はできないのか」と絶望してしまうかもしれません。
しかし、Web系の仕事はエンジニアやプログラマー、動画編集など多岐に渡ります。
自由な働き方を叶えられる仕事はたくさんあって、その中には必ず自分に向いているものがあります。
Webライターはダメだったとしても、また他のことに挑戦してみましょう。
幻想を抱かず仕事をしていく
繰り返しますが、Webライターを挫折してしまう人は、幻想を抱きすぎであることが多々あります。
Webライターは特別な仕事でも働き方でもなく、やる以上は会社員などと同じように、たくさんの苦労があって努力が必要なものです。
なのでやっていく以上は相応の覚悟がなければいけません。
Webライターは時間や場所に囚われず、スキルと実績が十分あればフリーランスとして生活していける、そんな可能性を秘めた仕事であることは間違いありません。
しかし良い面だけでなく、悪い面にもしっかり目を向けておくことが重要です。
そして、独学でWebライターとして本格的に活動していくのは、どうしても無理があります。
たとえ費用はかかっても、Webライティングスクールで基礎から学ぶことを、強くおすすめします。