Webライターとして仕事をしたいと考えた際に、「スキルも身につけられて給料も貰える!」という理由から、企業に雇われて働こうと思うのは自然な流れです。
しかし、未経験でWebライターとして企業に転職するのは難しいという意見を聞いて、「無理なのかな・・・?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、僕が未経験からWebライターへの転職を目指して、活動した体験談をお話します。
Webライターへの転職は難しい
結論から言うと、僕はWebライターとして企業に転職することはできませんでした。
転職活動をしたのは3か月程度なので、もっと続ければ転職できた可能性もあります。
しかし、50社以上に応募して書類選考すら1社も通過できない状態だったので、これは望みが薄いなと感じ取りました。
何が何でもWebライターとして企業に転職したいとなると、少なくとも半年間は見ないと厳しいのではないでしょうか。
ちなみに正社員と並行して派遣社員の求人にも応募していましたが、派遣会社の社内選考で全て落とされました。
未経験でのWebライターへの転職は、現実的にかなり厳しいようです。
未経験者がWebライターへ転職するのが難しい理由
未経験者にとって、Webライターへの転職がなぜ難しいのか、疑問に感じている人は多いのではないでしょうか。
僕も同じように疑問だったのですが、実際に転職活動をしてみて、その理由を理解することができました。
ここでは、その理由である3点を解説します。
Webライターのみの求人が少ない
探してみて実感したのが、「Webライターのみ」で求人を募集しているものが少ないということです。
基本的に編集者や企画営業、ホームページ制作といった業務の中の1つとして含んでいるのです。
なのでWebライターだけをやりたいとなると、応募できるものが限られていました。
人件費をはじめとするコスト面からみると、Webライターの業務だけでは企業として採算が合わないようです。
もしそれらに転職できても、業務の中の一部としてバリバリやっていくことはできないでしょう。
「未経験者OK」としている求人が少ない
Webライター自体の求人が少ないことに加えて、未経験者OKとしているものも少ないです。
しかも資格ではなく実務経験を求められるので、未経験者には応募できません。
また、必須とはしていないものの、なるべく経験者を求めていることが窺えるものも多いです。
Webライターの中途採用では、育成ではなく即戦力に重きを置いていることが分かりました。
サービスを利用しても非協力的
転職活動は自力だけでなく、エージェントサービスや派遣会社も利用して行いました。
しかし、Webライターへの転職を希望しているけれど未経験であることを告げると、途端に反応が悪くなりました。
彼等はこちらを転職させる(派遣先で稼働させる)ことで利益を得るため、その可能性が低いとリソースを注いでくれません。
事実、向こうからはほとんど求人の紹介などなく、徐々にフェードアウトされました。
サービスも商売なので仕方ないとは思いますが、サポートも頼れないのは転職活動をより難しいものにします。
未経験者がWebライターとして活動するための方法
Webライターとして企業に転職するのは、難しいということがお分かりいただけたかと思います。
もちろん僕はダメだったというだけで、他の人がやれば転職に成功することは十分有り得ます。
しかし、もし僕と同様にダメだった場合も、Webライターとして活動する方法は存在します。
ここでは、主な4つをご紹介します。
関連職種で就業する
Webライターのみの求人は少ないですが、それ以外の関連職種(編集者など)の求人でも、Webライターの業務には関わることができます。
専業というわけにはいきませんが、ここで実務経験を積めば次に繋げられます。
また、関連業務で身につけたスキルは、Webライターの仕事にも活かせる場面は多いので、無駄にはなりません。
遠回りする形にはなりますが、長期的な目線で考えれば、この方法もアリでしょう。
クラウドソーシングやSNSで募集されている案件を受注する
Webライターの案件は、クラウドソーシングサイトやSNS上で、数多く募集されています。
条件や報酬はピンキリですが、実務経験も実績も積むことが可能です。
未経験者でも受注できる案件も多いので、活動を始めるのにうってつけの方法です。
僕もこの方法でWebライターの活動を始めました。
Webライティングスクールで勉強する
Webライターとして成長するには、第三者からのフィードバックが重要となります。
企業であれば、先輩や上司から受けることができますが、そうでないと受ける機会がなく、成長も難しいという問題があります。
そこでおすすめなのが、Webライティングスクールです。
受講料金はかかりますが、知識も経験も豊富なプロの講師から、丁寧に教えてもらうことができます。
Webライターとして必要な知識を網羅的に学べますし、課題を通して実践経験も積めるなど、多くのメリットがあります。
無料体験を行っているスクールもあるので、1度受けてみると良いでしょう。
業務委託で仕事を請け負う
求人の中には、業務委託という形態で、企業からの案件を専属で受けるという方法もあります。
報酬は歩合制であったり、その企業の社会保険には入れないなど注意すべき点はありますが、稼働時間は自由に決められるなどのメリットもあります。
タイピングテストや課題記事の提出など、採用試験を通過する必要があるので誰でもできるわけではありません。
しかし、未経験者でも採用されるチャンスは十分あります。
上手く活用すれば、これで生計を立てることもできるようになるので、やってみる価値はあるでしょう。
無理して企業に転職する必要はない
僕は3か月で転職活動をやめて、Webライターとして企業に入ることを諦めました。
しかし、実際に転職できるか試してみたことで、本記事で解説してきたことが分かったので、後悔は全くしていません。
それに前述の通り、Webライターとして活動する方法はいくらでもあるので、何も問題ありません。
もちろん企業でWebライターができれば良いですが、そうなれなくても大丈夫ということが分かっているだけで、プレッシャーは小さくなります。
これからWebライターになるべく転職活動を始めようとしているあなたも、重く考えすぎず取り組んでもらえればと思います。