本業である会社員の収入だけでは、生活が心もとなくなった昨今。
あるアンケート調査によると、実に6割以上の人が「副業をしたい」と思っているという回答が出ているそうです。
僕が副業を本格的に始めたのは、ちょうど30歳になった時。
年代が上がり将来への心配がいよいよ現実味を帯びてきて、何かしなければと思ったのがキッカケです。
もちろん今まで取り組んだことのない『副業』というものに、様々な不安があって始める踏ん切りをつけるまでには時間がかかりました。
しかし、今となっては30歳で始めて良かったと、心から思っています。
この記事では、当時の僕のように副業を始めようか迷っている30歳に、僕が始めて良かったと思っていることを解説していきます。
副業における不安は取り越し苦労
はじめにハッキリ言えるのは、副業に対する不安の大半は取り越し苦労で終わるということ。
例えば僕が副業に抱いていた不安は以下の通り。
・副業をするだけの時間が確保できるのか
・副業を始めるのにお金がかかるんじゃないのか
・副業を始めたとして続けられるのか
・目立ったスキルもキャリアもない自分がやれるのか
しかし、それでもとりあえず始めてみて、「なんて意味のないことで悩んでいたんだ!」と思いました。
そもそも副業は本業と違って、「今日はどれだけやるか」や「どんな風に進めていくか」など、全て自分の判断で行います。
自分がオーナーなので、どんな風にやろうと自分の勝手ということですね。なのでその日のスケジュールに応じて柔軟に取り組めます。
また、初期費用がほとんどかからないものも多く、特別なスキルが無くても、十分やれてしまうのも意外にたくさんあります。
これこそ実際にやってみて分かった副業の強みですね。
お金を稼ぐことの大変さを知れた
副業は自分でゼロから全て構築していくので、利益が出るか否かも全て自分にかかっています。
ここで思い知ったのは、お金を稼ぐことがいかに大変かということ。
会社員は極端なことを言えば、会社に出勤しているだけで給料がもらえます。
けれど副業では、自分がちゃんとやらなければまともに稼ぐことはできません。
これは会社員の良さを知るキッカケにもなりましたし、お金の大切さを知ったという点でも貴重な経験でした。
自分にも世の中へ提供できる価値があると分かった
既に上記で挙げた通り、僕は自分が副業をするにはスキルも何もないので無理なんじゃないかと思っていました。
しかしいざやってみると、思っていたよりずっと自分には様々な経験があって、それは誰かにとっては十分価値のあるものなんだと分かりました。
30年生きていると、「あれは無駄だったな…」と思う経験も少なくありませんが、そうしたものも全て価値へ還元できたのです。
大バズリなど特別なことは起きなくても、たとえ1人にでも価値のあることならば、そこに意味は生まれます。
会社勤めが全てじゃないと気付けた
会社員として働いていると、その会社内でのことが世の中の全てになりがちです。
また、当たり前に働いて当たり前に給料をもらうのも、単なるルーティンのように思ってしまいます。
副業を始めて気付いたのは、それらは全ていつどのタイミングで失われるか分からないということ。
そして、会社勤めは選択肢の1つに過ぎず、世の中にはそれ以外の仕事で生活している人もたくさんいるという事実です。
それ以外の仕事とは、副業やフリーランス、起業・独立のことですね。
日本では未だに会社勤めの人が圧倒的に多いですが、それだけが生き方ではないと、実際に副業をやってみて30歳にしてよく分かりました。
ビジネスの視野が広がった
副業をやるにあたって、普通に会社員をしていたら学ぶ機会がほとんどないことも、必然的に勉強するようになりました。
その副次効果が、以前よりもビジネスの視野が広がったことです。
例えばテレビで取り上げられているものや、SNSで人気なものを見ると、「なぜこんなに話題になっているんだろう?」と疑問を感じて調べるように。
また、会社員は指示命令されたことを忠実にこなせばOKでしたが、副業は自分で考えて動く必要があるので、その影響もあると思います。
これをもっと磨けば、副業だけにおさまらず、起業をする際などにも活かせるでしょう。
副業で今より少し良い生活を
この記事では、僕が30歳で副業を始めて良かったと思ったことを解説しました。
30歳という社会人生活にある程度慣れてきた時に、この経験を積んだことで、また新たな道を知れたのは大きかったと思います。
副業の収入で、今までより良い食事をしたり、我慢していたものを買えたりと、以前より少し良い生活を送れるようになったのは嬉しかったです。
副業に未だに怪しいイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、変な欲を出して周囲が見えなくならない限り、危ないことは何もありません。
この記事をキッカケに、副業を始める踏ん切りをつけたという人がいたら何よりです。