Webライターとして働くことを考えた時に、気になるのはやはりお金のことだと思います。
特に副業でWebライターをしようとしている人にとって、以下の2点はあらかじめ知っておきたいし、それによってWebライターとして活動するか否かを決める判断材料になるでしょう。
・Webライターは初心者でも稼げるのか?
・Webライター初心者の収入はどのくらいなのか?
そこで本記事では、副業Webライターとして活動している僕の経験をもとに、初心者の収入事情について解説します。
なお、本記事での『初心者』の定義は活動開始から3か月としているので、その前提のもとお話していきます。
また、副業でWebライターをやる場合、基本的な収入源はクラウドソーシングサイトになるので、そこでの収入について取り上げます。
稼げる金額を決める3つの要素
はじめに押さえておきたいのは、Webライター初心者がどのくらい稼げるのかは、以下の3つの要素で決まるということ。
これらは人によってバラバラなので、一概に「初心者でも〇〇円稼げる!」ということは言えません。
初心者にも関わらず大きく稼げているWebライターは、このうちのいずれかが他の人より突出しているということです。
そのため、この3つの要素をまずは把握し、理解しておきましょう。
バックボーン
Webライターとしての活動を始めたばかりの初心者でも、Webライティングの経験を持っているのは珍しくありません。
例えばブロガーをやっていたとか、小説家志望で執筆していた経験があるとか、Webライティングの勉強をしていたなど…。
表面上は同じ『初心者Webライター』でも、そうしたバックボーン(これまでの経験値)が異なれば、当然実力は違うので稼げる金額は変わってきます。
SNSで「○○か月で○○円達成!」などと実績を掲げて、それを武器にしている人がいますが、バックボーンの有無でその凄さは変わってくるので鵜吞みにしない方がいいでしょう。
稼働時間
Webライターの仕事は労働収入です。
どの程度の時間を作業に使えるかで、当然稼げる金額は変わってきます。
案件には基本的に納期があって、その期限内に納品することが契約上求められます。
特に副業の鳴合、本業との兼ね合いで取り掛かれる時間は異なるので、納期を過ぎることがないようにスケジュール調整は欠かせません。
稼働時間の確保については、Webライターをやるにあたり必ず考えておくべき事項でしょう。
案件
各案件には報酬が設定されており、Webライターはあらかじめいくら受け取れるかが分かる状態になっています。
案件ごとの報酬額はクライアントが決めているもので、内容は同じでも金額が異なるというケースは当然あるもの。
そのため、いかに高額報酬の案件を請け負うかで、稼げる金額は大きく変わります。
低額報酬の案件は難易度が低く時間がかからないものもあるので、それを重ねて収入を得るか、高額報酬の案件をこなして1度に高収入を得るなど、やり方にも工夫が必要でしょう。
活動開始から3か月経過後の収入
上述の通り、同じ『Webライター初心者』という立場でも、いくつかの要素から稼げる金額は変わります。
参考の1つとして、僕がWebライターとして活動開始して3か月経過した際の収入がどの程度だったかを公開します。
なお、当時の僕の稼働状況は以下の通りでした。
・稼働時間:本業のある日→1~2時間、休日→5~6時間
・1案件を完了するまでの日数:平均で1週間
これで僕が稼いだ金額は12,000円ほどです。
おそらく他のWebライター初心者と比較すると、かなり少ないです。
主な原因としては、低収入な案件を請け負うことが多かったのと、個人ブログの方も進めていたという2点。
初心者ということもあってなかなか案件を獲得できなかったので、ついつい低収入案件に流れてしまいました。
そのせいで搾取案件にも引っかかってしまったのはイタい思い出ですが、今では良い学びの1つと捉えています。
僕は器用なタイプでもなかったのでこの程度の収入でしたが、もっと稼働時間を確保できて案件も地道に獲得できる方ならば、30,000~50,000円ほどは稼げるでしょう。
Webライターとして稼ぎをUPさせる方法
Webライターの仕事で稼いでいくにあたり、収入を上げるためには努力と工夫が必要です。
具体的には、以下の4つをおさえておくべきでしょう。
Webライティングスキルを上げる
Webライターの基本は、当然記事を執筆することです。
ここで問われるのがWebライティングスキルであり、どれくらい書けるかが収入に直結します。
スキルを向上させるには、自分でブログを立ち上げて記事を執筆したり、Webライティングスクールを受講するなど、様々な方法があります。
自分に合う方法が必ずあるので、どれも試しつつ絶え間なく勉強を続けていきましょう。
クライアントを満足させる記事を提供できれば、次へも繋がりやすいです。
案件に提案しまくる
クラウドソーシングサイトにある案件には、自分だけでなく多くのWebライターが集まります。
誰にやってもらうかを選ぶのはクライアントなので、自分が選考落ちすることは当然あるもの。
僕自身、案件に5件提案(立候補)して、そのうち2件採用されればいい方でした。
数打てば当たるというわけではありませんが、1件だけではなく複数の案件に提案して、可能性を広げましょう。
やっていくうちに提案の手順やクライアントとのやり取りにも慣れて、より効率的になって収入UPできるようになります。
搾取案件には関わらない
クラウドソーシングサイトには、低い報酬額でWebライターを使おうとする、搾取案件というものが存在します。
これに引っ掛かると、自分の貴重な時間も手間もいいように使われて、とても後悔することに。
また途中で気付いてキャンセルしようとしても、しつこく引き留められて余計に時間を消費させられます。
こうした事態を防ぐためにも、案件に設定された報酬や内容をよく確認して、搾取案件は徹底的に避けましょう。
隙間時間も活動に充てる
職場への出退勤のための移動時間、お昼休憩のちょっとした空き時間など、1日の中で隙間時間というのはどこかしらにあるもの。
Webライターにとってそうした時間は重要で、そのわずかな中でも作業することは十分可能です。
それを積み重ねることで、案件の進み具合には大きく差が出てくるでしょう。
稼ぐWebライターは、限られた時間の使い方を工夫しているのです。
もちろん隙間時間にまでやるのは大変なので無理をする必要はありませんが、出来る限りのことをしようとする気概は持っておくべきです。
『地味で地道』が稼ぐコツ
Webライターは記事を執筆してこそ稼ぐことができる仕事です。
何もしなければ収入は得られませんが、逆に言えばやった分だけ収入に繋がります。
だから稼ぐコツがあるとすれば、『地味に地道に』続けていくしかありません。
決して華やかではないし、ラクして稼げるものでもありませんが、見方を変えればそれができれば誰にだって稼げるチャンスがあるということです。
納期や修正対応などが重なると心が折れそうになることもありますが、そうして壁を乗り越えていくといつの間にか、クライアントからオファーを受ける立場になっています。
初心者のうちはつらいことも多いですが、ぜひ先を見据えて地味に地道にやっていくことを忘れずにいましょう。