2024年は、副業が解禁されてから6年目に突入した年です。
副業によって収入増加だけでなく、スキルアップやキャリアアップ、人脈構築など様々な面でプラスの効果を得ることができます。
それにも関わらず、以下のニュースでも取り上げられているように正社員の副業実施率は7%と、副業が解禁された当初より減少しています。
さらに副業をやっていない人にその理由を聞くと、「副業する時間がない」という声が多くあります。
しかし、それは本当に時間がないからでしょうか?
本記事では、「副業をする時間がない」と悩む方へ、見直すべき時間の使い方と副業に取り組む意識について解説します。
「時間がない」ではなく「本気になれていない」だけ
「副業をする時間がない」という方は、ほとんどの場合、本当に時間がないというわけではありません。
例えば、会社へ通勤している時間や会社での昼休みの時間を、普段どのように使っているか振り返ってみましょう。
ほとんどの方は寝ていたり、スマホでゲームやネットサーフィンをしていたり、同僚と他愛もない話をしているはずです。
本業で仕事をしていると、最低でも8時間の労働をしているので、自由に使える時間が少ないのは事実です。
しかし、上記で挙げている時間を活用すれば、多少なりとも副業をやることは可能です。
そしてこのような時間は、よくよく考えてみれば1日の中で決して少なくありません。
「副業をする時間がない」というのは一見もっともな言い分ですが、実は副業を本気でやろうとしていないだけなのです。
本気になっていれば、わずかな時間でも副業に充てようとするはずです。
以上のことから、まずは副業と向き合う姿勢を変えることが必要です。
副業する時間に有効な4つのタイミング
本業で仕事をしている場合でも、副業する時間は十分作ることができます。
ポイントは、10〜15分程度の短時間でも取り組むことです。
ブログであれば3〜4行は進めますし、株式投資であれば1つの銘柄の情報を少しは調べられます。
みんながダラダラと過ごしてしまいがちな時間をいかに使えるかが、副業の成否を分けると言えるでしょう。
特に以下の4つのタイミングは、まとまった時間が取れるチャンスです。
出社前の早朝
早朝は絶好の副業をするタイミングです。
この時間から本格的に仕事をしている人はほとんどいません。
もし業務端末を持たされていても、メールや着信が入ることはないはずです。
「朝はできるだけ寝ていたい…」という人が多いですが、1ヶ月ほど続けると習慣化されて苦ではなくなります。
本業が終わった夜にやろうと思っても、疲れ切っていて寝落ちしたり、ボーっと過ごしてしまう可能性が高いです。
それよりも朝の方が、心身ともにフルパワー状態で確実に取り組めます。
通勤の最中
通勤時の電車やバスに乗っている社会人を見ると、ほとんどがスマホを見ているか寝ています。
しかし、この時こそ副業に取り組むチャンスです。
通勤ラッシュ時であまりに混雑している中では、何かするのが難しいこともあるかもしれません。
そんな状態でもアイデアやネタを考えるなど、やれることは必ずあります。
日本人の通勤時間の全国平均は1時間19分とされており、片道に換算すると39.5分です。
仮にこの時間を1か月間(週5日勤務として20日間)使ったとしたら、790分(約13時間)になります。
何もせず無駄に過ごすか活用するかで、その後の結果は大きく変わるでしょう。
昼休み
本業の昼休み中、食事以外では何をして過ごしているでしょうか。
ほとんどの人はスマホを見るか、タバコを吸うか、寝るかのいずれかだと思います。
しかし60分の休憩があるとして、うち半分の30分を食事に使っても、残りは30分ほどあります。
この時間を副業に充てれば、それなりのことができますよね。
同僚達が何もせず過ごしている中、副業に取り組んでいけば必ずどこかでその差が表れます。
本業の暇な時間
本業中でも暇な時間というのは訪れるものです。
特に閑散期がある仕事だと、ほとんどやることがないという場合もあるでしょう。
褒められたことではありませんが、本業でやるべきことをやった上で、副業にこっそり取り組んでいる人は少なくありません。
「今日は暇だな〜」と呑気にしている同僚がいる隅で、コツコツと進めていきましょう。
副業を続ける上で必要なこと
副業はやらなくても生活に直接の支障がありません。
だからついサボってしまいますし、簡単に辞めてしまう人も多いす。
逆に続けていけば、いくらでもチャンスがあるものでもあります。
では、どうしたら副業を続けていくモチベーションを保てるのでしょうか。
そのための3つの意識をご紹介します。
何もしない日を定期的に作る
日中は本業をして、合間の時間に副業をする生活は正直大変です。
毎日続けていると、知らないうちにストレスが溜まっていって、心身の調子を崩す可能性があります。
そうならないように、定期的に何もしない日を作りまょう。
ゲームをしたり、本を読んだり、テレビを観るなど自由気ままに過ごしてOKです。
意識してオフの状態を用意すると、オンの時にメリハリをつけやすくなるメリットもあります。
目に見える成果が出なくても諦めない
副業は目に見える成果がすぐに出ないことも多いです。
地道に続けていく中で少しずつ成果が出始めて、目に見える状態になっていきます。
しかしその前に挫折してしまう人は少なくありません。
努力しているのにその見返りがないと、つらくなってしまう気持ちは理解できますが、そこで諦めるのはもったいないです。
「今は種を撒いている段階。いつか必ず咲く。」と思い続けることが大切です。
仕事をしている自覚を持つ
副業をしている人がやりがちなのが、仕事としての意識が薄くなることです。
副業はやらなくても生活に直接の支障がないので、面倒になったり忙しくなると放り投げてしまうことがあります。
また、収入も手間と時間に見合うものではないことがあるため、責任感が薄くなりがちです。
しかし、どれだけ少額であろうと、そこにお金が発生していれば仕事です。
仕事である以上、やらなくていいというものはありません。
その自覚を常に忘れず持ち続けることが必要です。
成功したいならとにかくやるのみ
副業は、どれだけやる気をもって取り組めるかが求められます。
片手間で気が向いた時だけやるのでは、いつまでも上手くいきません。
短期間で大きく稼げたという話はネット上に溢れていますが、実はその裏で血のにじむような努力をしていたか、詐欺のどちらかです。
繰り返しますが、副業とはいえお金が発生するのであれば、それは仕事です。
副業で稼いで成功したいのなら、言い訳はせずとにかくやるのみです。
時間を作って、地道に確実にやっていきましょう。