YouTuber・TicTocker・インスタグラマーなど、今やお金を稼ぐ手段はあらゆるところにあります。

その中でブログは以前から存在しますが、「稼げる・稼げない」とか「やるべき・やめておけ」という意見がごちゃごちゃしており、結局どっちなのか分からない方も多いと思います。

僕自身、始める前に色々調べましたが、あまりにも正反対の意見が混在しているため、とりあえずやってみることにした経緯がありました。

本記事では、以前の僕のようにブログを始めようか検討している方へ、「ブログって稼げるのか?」についてこれまでの経験を踏まえて解説していきます。

ぶっちゃけいくら稼げるのか

【これが実情】ブログは稼げるのか?の問いに平凡ブロガーが答えてみる

まず、この記事を読む方が最も気になっているのは、「ブログはいくら稼げるのか?」でしょう。

これについては一概に言うことができませんが、あくまで1つの参考程度として、僕が過去に運営していたブログで稼いでいた金額をお話します。

当時のブログは2年ほど運営していましたが、月に『1,000円~50,000円』ほど利益を出していました。

金額の幅が大きい理由は、月によってアクセス数の変動があったり、アフィリエイト案件が成約したりといったことがあったからです。

「2年かけてその程度の金額なら、アルバイトで稼いだ方が効率よくないか・・・?」と、思われる方も多いと思います。

確かに短期的に見ればその通りですが、ブログは1度構築すれば自分で潰さない限り、資産として残り続けます。

アルバイトは働いた分が時給となるので、働いた時間に応じて比例して増えますが、逆に働かなければ0円です。

対してブログは、しっかり構築すれば何もせずとも自動で稼いでくれる、不労所得の1つとなる点が大きなメリットと言えるでしょう。

稼げるか断言ができない理由

【これが実情】ブログは稼げるのか?の問いに平凡ブロガーが答えてみる

「それなら、少なくとも2年やればその程度は稼げるのか!」と思う方もいるかもしれませんが、それも一概には言えません。

というより、ブログは『一概には言えない』が多すぎて、これが混乱を招く要因になっています。

ではなぜそのようなことになるのか。

そこには、以下の理由があります。

どんなブログなのか

ブログには『雑記型』と『特化型』の2種類が存在します。

雑記型:あらゆるジャンルの記事が全て1つのブログに展開されている
特化型:特定のジャンル(1~3つほど)の記事が1つのブログに展開されている

雑記型はあらゆるジャンルを取り扱えるので、記事のネタが豊富ですし、始めるハードルがとても低いです。
特定の専門知識を持たなくても、取り組みやすいのが大きなメリットです。

特化型は特定のジャンルのみを取り扱うという縛りがありますが、だからこそニッチな部分まで記事にできます。
そのジャンルに対する専門知識が必要な分、読者の需要が高くアクセスを集めやすいので、稼げる金額も大きくなりやすいのがメリットです。

どちらにするかは個々のスキルや知識の有無によって選択することになりますが、どちらにするかで稼げる金額は変わってきます。

得意なジャンルに稼げる要素があるか

ブログで稼ぐ方法は、主に以下の2種類です。

クリック型広告:記事内に設置した広告を読者がクリックするたびに収益が発生する
アフィリエイト広告:記事内に設置した広告から読者が特定の行動(購入や契約など)をすることで収益が発生する

クリック型広告はクリックしてもらうだけでいいので難易度は低いですが、1クリックあたりの収益額は少ないです。
アフィリエイト広告は収益に至るまでの難易度が高いですが、収益額は高く設定されているものが多く存在します。

そのため、大きく稼ぐとなると、アフィリエイト広告をメインにすることが絶対条件となります。

しかし、アフィリエイト広告は全てのジャンルに平等にあるわけではなく、ジャンルによってはほとんど広告がなかったり、あっても設定金額が安かったりします。

自分が得意なジャンル(記事を書きやすいジャンル)に、アフィリエイト広告が豊富かつ高単価なものがあるかによって、稼げる金額は大きく変わってきます。

どれくらい時間を割けるか

ブログは記事を積み上げ、アクセス数と収益額を増やしていくものです。

そのためには、ブログに1日どのくらいの時間を割いて取り組めるかが、大きなポイントになります。

時間単純な時間量はごまかしが効かないので、これによって稼げるようになる期間も金額も変わってきます。

少なくとも1日1時間では、天才的なブログのセンスを持つ方を除いて、到底稼げるようにはなりません。

ブログで稼ぎたいなら覚悟するべきこと

【これが実情】ブログは稼げるのか?の問いに平凡ブロガーが答えてみる

ブログで稼ぐということに、心のどこかで「ラクができそう」とか「難しくなさそう」と考えている方もいるかもしれません。

しかし僕の経験上、そういう心づもりでいると、ほぼ間違いなく挫折してしまいます。

もしブログで稼ぎたいと本気で思っているなら、少なくとも以下のことを覚悟しておくべきです。

休日はないものと思っておく

会社員として働いている方は、1日のうちの大部分をその仕事に使うことになります。

ではいつブログに取り掛かるのかというと、『仕事前・仕事後』と『休日』くらいしかありません。

仕事前・仕事後に確保できる時間はさほど多くないはずなので、必然的に休日のまとまった時間を使うことが必要です。

つまり休日を返上する形で、ブログに時間を割くのです。

もちろん会社員のように命令されているわけではないので、絶対にやらなければならないものではありません。

ただし、やらなければ永遠にブログで稼げるようにはならないのも事実です。

ブログで稼ぐためにはしばらくの間、休日はないものとしてやっていくことになるでしょう。

1年間は稼げなくて当たり前

ブログは1週間とか1か月という短期間で、すぐに稼げるようにはなりません。

僕は2年間運営して、ようやくある程度は安定して収益をあげられるようになりました。

ほかのブロガー(ブログを運営している人)の話を聞いても、少なくとも始めてから1年間は収益をまともに出せていないことが普通です。

つまり、1年間は収益が0円もしくは微々たる金額であっても、やり続ける必要があります。

結果の出ない中で続けるのはとてもつらく、この段階で挫折する人は非常に多いです。

才能のある人は簡単に追い越していく

ブログを始める時期が一緒でも、同じ時間をブログに費やしても、出る結果は同じではありません。

半年で数万円の収益を出す方もいますし、1年やってもほとんど収益が出せない方もいます。

世の中にはブログの才能を持つ人がいて、彼等はこちらを簡単に追い越して、まざまざと違いを見せつけられます。

それでも腐ることなく、ブログに取り組んでいかなければなりません。

他人を羨んでも妬んでも、状況が良くなることはないので、こうした事実を受け入れる覚悟も必要です。

書き続けて考え続ける胆力を持つ

ブログをやっていくにあたり、記事を書くこととネタを考えることは、当たり前にするべきことです。

ブログを辞めない限り、ずっとしていかなければならない作業です。

最初はモチベーションも高く順調に進められますが、徐々にきつくなってくる時期が必ず訪れます。

そんな時でもブログに向き合ってネタを考えて、記事を書き続けなければなりません。

妥協することなく真剣に向き合う姿勢が必要なのです。

ブログで稼ぎたいならやるべきこと

【これが実情】ブログは稼げるのか?の問いに平凡ブロガーが答えてみる

ブログで一定以上の金額を稼ぐのは、想像以上に大変なことです。

単純に記事を書けばいいわけではなく、いかに多くの読者に読んでもらい、こちらがしてほしい行動をしてくれるか考えて、運営していかなければなりません。

それが収益額に繋がるからです。

そのためには、最低でも以下のことをやる必要があります。

計画性を持って取り組む

どんなブログをどのように運営していくか、計画性を持って取り組むことは重要です。

方向性が定まってないままだと記事のネタも困りますし、モチベーションの維持も難しくなります。

ターゲットの明確でないブログは、収益をあげるのも一苦労です。

始める前にある程度の構想を練っておいて、始めてからも常に中・長期的な計画を練りつつ進めていきましょう。

がむしゃらにやっているだけで成功できるほど、ブログは単純ではありません。

稼いでいる人のブログを読む

世の中には、専業ブロガーとして生計を立てている人が一定数います。

そうした専業ブロガーの運営しているブログには、収益を出せる仕組みがふんだんに取り入れられています。

文章の構成の仕方、広告の貼り付け方など、記事はもちろんブログ全体を隅々まで確認してみましょう。

ブログで成功するには、インプットとアウトプットを抜け目なく行い、学びながら進めていくことにあります。

専業ブロガーとして有名な方々と、そのブログを以下に並べているので、参考にしてみてください。

何があっても絶対にあきらめない心を持つ

ブログで稼ぐにあたり、最も重要となるのはとにかく続けることです。

総務省の情報通信政策研究所が、2009年3月に『ブログの実態に関する調査研究』を実施しています。

この調査によると、開設されたブログがアクティブ(更新・継続されている)である確率は、以下の状態だったとあります。

・1年後:30%
・2年後:10%
・3年後:3%

つまり、開始から1年後の時点で、70%のブログは放置されているということです。

このことからも、いかにブログを続けることが難しいかが分かりますよね。

手間も時間もかかる上に、すぐに稼げず結果が出ないという状況でも、あきらめずにいられなければ、ブログで稼ぐことは無理でしょう。

Webライターとして活動も視野に入れられる

【これが実情】ブログは稼げるのか?の問いに平凡ブロガーが答えてみる

ブログを続けていくと稼げるようになるだけでなく、文章の構成力や表現力などのスキルも身についていきます。

そのスキルを活かして、Webライターとして活動することで、さらに収益を得られるようになります。

Webライターとは、簡潔に言うとクライアント(依頼主)の指示に沿って、記事を作成する仕事です。

ブログのように自分で全て考えて書くのではなく、クライアントに指定された通りに記事を書き、それを成果物として納めることでお金がもらえます。

ブロガーとWebライターは、『記事を書く』という根本的な部分で同じ業務を行うので、親和性は高いと言えます。

また、Webライターはクライアントから記事に対するFBを受けることもあるので、さらにスキルを伸ばせるでしょう。

Webライターの仕事に興味がある方は、こちらも参考にしてください。

ブログで稼げるようになれば人生は幾分からラクになる

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戦略を持って真面目に取り組み続ければ、ブログには稼げる可能性が十分あります。

しかしここまで解説してきた通り、大半の人はそこに至る前に挫折し辞めてしまい、そんな人達が「ブログは稼げない」という言葉を残していきます。

地味な作業が必要ですし、決して効率が良いとも言えませんが、ブログを続けることで得られるものも少なくありません。

もしブログで安定的に稼げるようになれば、人生は今より幾分かはラクになります。

なので少しでも挑戦してみようという気持ちがあれば、始めてみるという1歩を踏み出すことをおすすめします。