今やその存在が多くの人に認知され、世界的に使われている仮想通貨。
そんな仮想通貨の中で最も有名かつ人気なのがビットコインです。
ネット上には「ビットコインは危ない」とか「ビットコインで大損した」などという言葉も並んでいて、『名前は知っているけど手は出さない方がいいもの』と認識している方が多いのではないでしょうか。
しかし、ビットコインの具体的なリスク、取引する際の注意点などをしっかり知っておけば、決して怖いものではなく、投資することで利益を得られる可能性は高いものです。
この記事では、ビットコインを始めるにあたって必要なこと、理解しておくべきことを解説します。
ビットコインとは
「ビットコイン=仮想通貨」と思っている方も多いのですが、正確にはビットコインは仮想通貨という大枠の中にある1つの通貨の種類です。
『暗号通貨』や『暗号資産』という呼称が使われることもありますが、意味はどれも同じです。
仮想通貨には『ビットコイン』と『アルトコイン』という2つに大別され、アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨をひと括りにしてそう呼んでいます。
※『イーサリアム』や『リップル』といった仮想通貨は全てアルトコインです。
ビットコインは仮想通貨の中で最初に誕生したものであり、その価値は株価やFXと同様に日々変動しているのです。
仮想通貨のリスク
ビットコインは価格の変動が大きいという特徴があります。
これは最大のメリットであると同時にデメリットでもあり、購入時より価格が大幅に高騰し大きく稼げることもあれば、購入時より価格が大幅に下落し大損することも有り得ます。
そのため、投資をするにあたってはこのリスクをいかに抑えつつ、利益を増やし続けていけるかがポイントとなります。
また、ビットコインは日本円やアメリカドルといった通貨と異なり、発行主体が存在しません。
管理元が存在しないので価値を保証する後ろ盾がなく、不安定な通貨であるという点もデメリットです。
その他の具体的なリスクは以下の通り。
その一方で国ごとに価値が異なるわけではないため両替する必要がなく、個人間で手軽に送金するなどの行為が可能というメリットがあります。
これまでの通貨とは根本的な部分が異なっているため一見すると分かりづらいのですが、1つずつ調べていくと決して難しくも怖いものでもありません。
ビットコインの将来性
ビットコインについては、現在も様々な議論が交わされており、プロであるアナリストの間でも意見が別れています。
そもそもが仮想通貨という、日本円やアメリカドルのように発行体を持たない特殊な通貨のため、値動きに予測がつかない面があるのは間違いないでしょう。
ただ、以下の点から将来性は十分あると期待されています。
・各国の法定通貨として認められていく可能性がある
・決済手段の1つとして利用できる場面が増えていく可能性がある
・システムアップデートにより利便性が高まる可能性がある
もちろんあくまで可能性という域を出ず、仮想通貨の規制が強まったりこれを悪用した事件が起こることにより不安視されたりすれば、価値が下落するリスクも抱えています。
しかし、自分の許容範囲内でビットコインを保有しておくことで、価格上昇した時に大きな利益を得られるチャンスがあります。
取引を続けるために気を付けるべきこと
ビットコインで長く利益を得ていくために、注意しておいた方がいいことが何点かあります。
取引は複数回に分けて行う
仮想通貨は価格の変動幅が大きいという性質を持っています。
そのため、1度にいっきに取引をした後に価格が下落した場合、大きな損失を被るリスクが高まります。
これを防ぐために、取引をする際は時期をズラし複数回に分けるのがおすすめです。
考えなしの取引はしない
仮想通貨への投資は、無闇やたらにやって利益を出せるものではありません。
これから価格が上昇するか下落するかを様々な情報から予測し、判断した上で取引することが必要です。
また、取引後に予測が当たっても外れても、「なぜそうなったのか」を考えることも忘れてはいけません。
そうしていくと相場への理解が深まり、利益を得られる可能性は高まっていきます。
考えなしで行う取引は、ギャンブルと変わらないのでやめておきましょう。
相場はこまめに確認する
投資には『短期取引』や『中長期取引』など、いくつかのスタイルがあります。
短期は1日~数日、中長期は数週間~数か月単位で取引していくといった形があって、自分に合ったスタイルで投資していくこととなります。
相場の動きは日々変わるので、1日1回はどういった変化があったか確認しておきましょう。
そのような癖付けをしておくと、投資に向き合う時間も苦ではなく自然にすることができるようになります。
ビットコインの始め方
ビットコインを始めるには、大きく分けて以下の4つの手順を踏むことになります。
・口座を開設する
・口座に資金を入金する
・資金を使ってビットコインを購入する
・ビットコインを売却(もしくは他の仮想通貨と交換する等)して利益を得る
特に複雑な操作はなく、スマホでもパソコンでもできるので、メールや電話を使える程度の知識があれば大丈夫です。
ただ入力間違いがあると思わぬ失敗をする可能性があるので、時間のある時に焦らずゆっくりと進めていきましょう。
ビットコインを取り扱っている会社はいくつかありますが、その中でも有名かつ安心なGMOコインをおすすめします。
口座を開設する
ビットコインを始めるには、仮想通貨口座の開設が必須となり、開設にあたっては本人確認を完了することが求められます。
本人確認をする際は、以下の情報が必要となるのであらかじめ用意しておきましょう。
口座に資金を入金する
開設が完了したら、次は口座にビットコイン購入のための資金(日本円)に入金します。
bitFlyerでは100円からビットコインの購入が可能なのでお手軽かつ安心して取引を行えます。
なお、投資の鉄則として、必ず余剰資金(なくても生活するのに困らないお金)を使うようにしましょう。
入金方法は以下の3つが用意されています。
・銀行振込
・インターネットバンキング入金
・コンビニ入金
また、入金方法によっては手数料(1回につき330円)がかかるのて要注意です。
住信SBIネット銀行からの入金であれば無料なので、個人的にはこれを利用することをオススメします。
資金を使ってビットコインを購入する
入金を終えたら、いよいよビットコインを購入します。
購入は、『販売所』もしくは『取引所』のいずれかで可能です。
両者の違いとしては以下の通り。
販売所:自分と仮想通貨取引所(bitFlyer)の間でビットコインの売買を行う
取引所:自分と他ユーザー(ビットコイン投資家)の間でビットコインの売買を行う
販売所は購入にあたって費用が高いですが好きな時にいつでも購入可能。
対して取引所は費用が販売所と比較して安く抑えられますが、希望通りに購入できない可能性があります。
それぞれのメリットとデメリットを比較して、どちらで売買するか決めましょう。
ただ、最初は費用が多少高くなっても販売所で購入する方が分かりやすくて良いと思います。
ビットコインを売却(もしくは他の仮想通貨と交換する等)して利益を得る
ビットコインに手に入れたら、あとはタイミングを見計らって売却したり他の仮想通貨と交換して、利益を狙うだけです。
ポイントとしては、あまり欲は出さずある程度の利益が出せる見込みが立ったら取引を確定させること。
詳細は後述しますが、ビットコインを含め仮想通貨は価格の変動が大きく、プラス→マイナスになるのもマイナス→プラスになるのも早いことが多いです。
常に変動が続くため、好機と思ったら素早く取引しないとチャンスをどんどん逃しますので、気を付けてください。
僕は事前に「これくらいの利益が見込めたら取引する」と価格を決めています。
ビットコインの稼ぎ方
ビットコインの取引手法はいくつか存在しますが、初心者でも取り組みやすいおすすめの方法は以下の2つです。
現物取引
現物取引は、自分が今持っているお金を使ってビットコインを売買します。
資金の範囲内で取引するので、最悪の場合でも0円となるだけで、借金はしません。
資金が少ないとあまり大きく稼げないと言われがちですが、ビットコインは価格の変動が激しいため購入時より大きく上振れる可能性も十分有り得ます。
リスクを極力少なくして利益をあげられる現物取引は、初心者でも取り組みやすいのが嬉しいところ。
資金内での取引のみで、いくら使ったかを把握しやすいのも良い点です。
積立投資
積立投資は文字通り、お金を積み立てて取引をしていきます。
例えば1ヶ月ごとに1万円分購入していく…というスタイルです。
この方法のメリットは、取引のタイミングを考えずに毎回あらかじめ決めた時期に決めた金額でやれば良いという手軽さ。
ひたすら積み立てていくだけでOKというのは、知識があまりない初心者でも簡単で分かりやすい手法ですね。
ビットコインで資産作りのチャンスを作る
ビットコインはリスクを理解し、自分でコントロール可能な範囲で行えば、十分利益を挙げることが可能な投資です。
難しくて危ないものに思われがちですが、1つずつ勉強していけばそんなことは全くありません。
まずは口座を開設して、ビットコインに触れてみるところから始めるのがおすすめです。
ビットコイン投資で得た履歴が、それをもとにさらに投資に回すもよし、自分のやりたいことのための資金にするもよしです。
会社に頼ることなく、自分の力で得られた利益は貴重な財産になるので、ぜひチャレンジしてみてください。